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395: モントゴメリー :2020/08/10(月) 16 36 01 HOST 210-20-68-140.rev.home.ne.jp 日蘭世界 FFR国力考察①(現実準拠) 1.緒言 本稿では、FFRの国力を考察するために国土面積と総人口を概算する。 なお、今回は単純に史実世界の数値を当てはめ積算する。 日蘭世界特有の変数を考慮した数字は後日算出する。 また、エストシナ植民地は今回考慮しない。 2.前提 FFRアフリカ州の構成国は、以下の通り想定する。 アルジェリア チュニジア マリ モーリタニア ギニア セネガル コートジボワール トーゴ ベナン ニジェール チャド 中央アフリカ コンゴ ガボン コンゴ共和国 マダガスカル 3.人口 史実世界の2018年時点の数字を基に算出する。 アフリカ州の各人口は以下の通りである(単位:万人)。 アルジェリア 4258 チュニジア 1166 マリ 1854 モーリタニア 397 ギニア 1329 セネガル 1630 コートジボワール 2561 トーゴ 799 ベナン 843 ニジェール 2244 チャド 1014 中央アフリカ 421 コンゴ 9503 ガボン 205 コンゴ共和国 446 マダガスカル 2633 小計:31,303(万人) これに、フランス本国人口 6,699(万人) を加えると 合計:38,002(万人) となる。 結論として、FFR総人口は「約3億8000万人」である。 396: モントゴメリー :2020/08/10(月) 16 37 43 HOST 210-20-68-140.rev.home.ne.jp 4.国土面積 (3.)と同様に国土面積を算出する(単位:k㎡)。 アルジェリア 2,381,741 チュニジア 163,610 マリ 1,240,192 モーリタニア 1,030,700 ギニア 245,857 セネガル 196,722 コートジボワール 322,463 トーゴ 56,785 ベナン 112,622 ニジェール 1,267,000 チャド 1,284,000 中央アフリカ 622,984 コンゴ 2,344,858 コンゴ共和国 342,000 ガボン 267,667 マダガスカル 587,041 小計:12,466,242(k㎡) フランス本国:551,500 合計:13,017,742(k㎡) 結論として、FFR国土面積は「約1300万k㎡」である。 5.史実米国との比較 史実米国の人口(2018年)は約3.28億人である。 また、国土面積は9,834,000(k㎡)である。 これをFFRのそれと比較すると。 人口 38,002:3.282 面積 13,017,742:9,834,000 よって、FFRの人口は「史実米国の約1.16倍」 国土面積は「史実米国の1.32倍」となる。 6.結論 日蘭世界FFRは国家規模においては史実米国を確実に凌駕している。 397: モントゴメリー :2020/08/10(月) 16 40 54 HOST 210-20-68-140.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 本来は「漆黒合衆国強化プラン」シリーズを出さなければならないのですが あれは簡単には出来ないので…。 昔計算した日蘭世界FFRの国力概算をベースに作成しました。 日蘭世界ではBクラス扱いのFFRでも、史実米国よりデカいという事実……。
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304: モントゴメリー :2021/05/25(火) 20 19 27 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp リュクサンブール宮にある連邦議事堂では、招集された議員たちにより臨時議会が開催されようとしていた。 「同じ『女神』を母とする兄弟にして、同じ『指揮官』の旗を仰ぐ戦友である議員諸君!!」 壇上に上がった議員がFFRにおける定型の挨拶で演説を始める。 「既にネットなどでお聞き及びのことと思うが、先ほどサセボに寄港中の戦艦リシュリューより正式な連絡が届いた。 先日女神の御姿で降臨なされた『我らが指揮官』が、その船体にご帰還あそばされた。 我々FFR国民は、今再び『指揮官』の加護を得られたのである!!」 議場に歓声が満ちる。 誰も彼もが涙を流しながら声を張り上げている。 議員と言えども、不安であったのは一般国民と同じである。 現に、この場にいるほとんどの者たちも現役時の制服にそでを通していた。 「この慶事に際し、エスト=デ=パリに視察に向かった大統領より次のような連絡があった」 壇上の議員が通信紙を手に持ち、続ける。 歓声が止み静寂が満ちる。 「我、これより『我らが指揮官』に謁見するためにサセボに向かう。謁見せし際は、最後に拝領した剣を返上し頭を垂れよう」 おお!! 次に議場に満ちたのは感嘆の声であった。 現職の大統領であるマリー・マフタンは剣—「リシュリュー刀」—の最多数受領者として知られている。 そんな彼女が最後にその剣の賜ったのは大統領就任時、「FFR軍最高司令官『代行』」の証としてである。 その剣をリシュリューに返上するということは、軍の、FFRの「指揮権」を返上するという意味に他ならない。 あの彼女が、「謀将大統領」がそんな殊勝なことを行うとは!? 「降臨なされたリシュリューへの対応は、取り敢えず大統領閣下に一任するとして 私はここに取り急ぎ一つの事を提案したい。 …今日というこの日を『我らが指揮官顕現の日』、もしくは『降臨の日』としてFFRの祭日として制定すべきである!!」 うおおおおおお!! 今度は鬨の声が議場を支配する。 反対意見は出なかった。 出るはずがない。 「そして!その祝日に合わせ、我らが指揮官の出現を祝う『神現祭』を行う日としたい!!」 これにももちろん反対意見は出なかった。 「異議なし!!」 「そうだ!パリで…否!!FFR全土で『我らが指揮官』に捧げる祭典を開こうではないか!?」 議場は歓喜と熱狂に支配されつつある。 しかし… 305: モントゴメリー :2021/05/25(火) 20 20 24 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 「神現祭を行う事に異存はないが、具体的には何をすれば良いのだ?」 この一言により議場から音は消え去った。 その通りだ。我々は、一体何をどうすれば良いのだ? FFR国教の特徴が、ここでは「弱点」となって作用してしまった。 4億越えという信徒数の多さとその信仰心・団結力の強さが目立つために忘れがちであるが、FFR国教は誕生してからまだ70年も経ていない「新興宗教」なのだ。 そのため歴史に裏打ちされた「伝統」というものに乏しく、こういった「祭典」に関する知識や経験の蓄積もないのである。 他の宗教ならば、「経典」や「最高権威者」などこのような時に頼れる存在があるだろう。 しかし、FFR国教にはキリスト教における新約聖書のような経典は存在しない。 その点は日本の神道も似たようなものであるが、神道における「ミカド」のような存在もFFRにはないのである。 大統領や先任司祭などの候補者はいる。 が、序列などは全く決められていないのだ。 FFR国教において、「教義」と呼べるものはただ一つ。 「鉄人」、ジョルジュ=ビドー初代大統領が残した 『汝、フランス人たれ』 という言葉のみである。これすらもビドー大統領の真意が奈辺にあるのか、今となっては知る術はない。 そういう訳で、「フランス人らしい」神現祭とは何かというテーマで議論は迷走を始める。 ある者はFFR全土でファッションショーを開こうと芸術性あふれる案を出した。 ある者はFFR全土の料理や銘酒を集めて宴を催そうとフランスの誇る文化面を押し出した提案をした。 またある者は生贄をギロチンにかけてその血を捧げるべしと革命精神旺盛な案を出した。 このように様々な案が出るがどれも決め手に欠けていた。 結論が出せず、焦燥感が募りだしたその時 「諸君。何を迷っているのかね?」 長老議員の一人が声を発した。皆の視線と意識が彼に集中する。 「別に難しく考える必要は無い。『我らが指揮官』に捧げる儀式ならば毎年行っているではないか。 …観閲式を執り行う。これ以外に答えがあるかね?」 観閲式!!! そうだ、観閲式で良いのだ。何故忘れていたのだろう? 議員たちは何故このような自明の理で悩んでいたのかと自問した。 観閲式(観艦式)は「国家行事」であるのは万国共通である。 しかし、FFRではそれに「神事」の側面が追加される。 「我らが指揮官」たるリシュリューを観閲官とし、彼女の「戦力」たるFFR国民の練度を披露する場であるのだ。 (これまでは「代行者」たるFFR大統領が観閲官を務めていた) 一旦方針が決まると、後はとんとん拍子で話が進んでいく。 「今年の担当は陸軍だったな」 「いや、ここは陸海空宙4軍を挙げた一大観閲式を行うべきだ!」 「しかし準備に時間がかかる。ここは拙速を重んじて小規模で良いから観閲式を行うべきだ。このような時のための即応部隊ではないか!?」 「その即応部隊は全部エスト=デ=パリに移動してしまったのを忘れたのか!!」 「ならばそのエスト=デ=パリで観閲式を挙行すれば良いのだ! 幸いにも『我らが指揮官』が降臨なされたのはサセボ。 そこに一番近いFFR領土ではないか!?」 「異議なし!!それに、エスト=デ=パリは『元帥』の墓標がある都市(まち)。 神現祭の初回を行う場所に相応しい。」 こうして神現祭の準備は進んでいくのであった——。 306: モントゴメリー :2021/05/25(火) 20 26 47 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 以上、FFR狂想曲中編でした。 ウィキ掲載は自由です。 「サセボ異界紀行六冊目」の 『我々がこの世界に現れた日を『我らが指揮官顕現の日』或いは『降臨の日』としてFFRの祭日にし、 FFR全土で我らが指揮官の出現を祝う神現祭を行う日にすべしと議員達が鼻を荒くして訴えているらしい。 しかもこのままでは全議員が賛成し全会一致で採択されそうな勢いだとか。』 という描写に対応いたしました。 あと、635氏の うむ、色々考えるとサセボ異界紀行のFFRが我らが指揮官の降臨の祭典を開くと最高存在の祭典じみたのになりそうな気が…。 という疑問にお答えするため、FFRの皆さんに 「『神現祭』ってどんなことやるの?」と聞いたところ FFRの皆さん『やったことねぇよ』 と返され、後は本文中のような議論が夢枕で繰り広げられました。 最後は毎年やってる観閲式を発展させる方向で落ち着きました。
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813: モントゴメリー :2022/07/05(火) 21 13 22 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp FFRの社会インフラ①——双極性蓄電池—— 双極性(バイポーラ)蓄電池とは、フランス連邦共和国(以下、FFR)で20世紀末期に実用化された新世代の鉛蓄電池である。 その性能は同等のリチウムイオン電池と比較してトータルコストを1/2以下にまで抑えることに成功している。 そもそもの始まりは、1990年代にOCU製のリチウムイオン電池が急速に普及し始めたことに遡る。 当時のFFR…否、旧四か国同盟陣営各国の技術力ではこれに対抗し得るリチウムイオン電池を製造・普及させることは不可能であった。 この事態に各国は戦慄する…ことはなかった。 きちんとした手続きと、正当な対価を支払えば問題なく輸入・使用することができたのである。 (無論、バーゼル条約によりリバースエンジニアリングによる製品化は禁止されている) しかし、気分がいいことではないのも事実である。 これはOCUが交易による利益を得ようとしているのと同時に、各国の技術開発を遅延させようとする意図が見て取れるからだ。 よって、FFR始め各国ではOCU製蓄電池を上回る蓄電池を開発すべく技術者たちに檄を飛ばした。 されども、元々の技術力が5年から10年遅れている上にリチウムイオン電池関連の特許はOCUにほぼ独占されていた。 BCやCISで研究が停滞する中で、FFRが目をつけたのは「枯れた技術」、「歴史上の存在」とみなされていた鉛蓄電池であった。 なるほどリチウムイオン電池の性能はすばらしい。しかし、問題点もある。 大きなものを挙げると再利用性や安全性、コスト面などがある。また、原料であるリチウムの産地もOCU勢力圏に集中している。 これでは、仮に特許の壁を越えたとしても資源供給を絞られて敗北するであろう。 翻って、鉛蓄電池の再利用性と安全性はリチウムイオン電池を上回る。鉛自体もFFR領土内に産地がいくつも存在するため自給は可能だ。 こうして、FFR技術陣は鉛蓄電池に全てをかけ——見事に勝利をつかんだ。 こうして生み出された双極性(バイポーラ)型鉛蓄電池は、1枚の電極基板の表と裏にそれぞれ正極と負極を有するシンプルな構造が特徴である。 薄い鉛箔を集電体としており、従来の鉛蓄電池と比較し金属材料を削減できることなどから、大幅な低コスト化を実現した。 同時にその構造から、従来の鉛蓄電池と比べ体積エネルギー密度は約1.5倍、重量エネルギー密度は約2倍を実現することができた。 これは同規模のリチウムイオン電池と同等かそれを上回る性能である。 さらに、消費電力当たりの単価は、リチウムイオン蓄電池と比較し50%以下となる上、鉛電池はリチウムイオン電池と異なり低温環境の維持などは特に求められない。 この特性により、初期投資やランニングコストの面でのメリットもある。 これらの結果、トータルコストはリチウムイオン電池と比較して1/2以下を実現している。 これは、FFRの直向さ、愚直さの勝利と言えよう。 814: モントゴメリー :2022/07/05(火) 21 16 16 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 OCUよ、リチウムイオン電池の特許とリチウム原産地を抑えれば勝てると思ったかい? 残念、「フランス人に不可能という言葉は似合わない」のだよ!! 鉛蓄電池も極めればリチウムイオン電池と同等以上の性能を出せるのだ。 これぞ虚仮の一念!! 愚公山を移す!!!
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623 名前:モントゴメリー(リハビリ中)[sage] 投稿日:2024/01/04(木) 00 36 35 ID 116-64-135-196.rev.home.ne.jp [69/115] フロレアル級護衛駆逐艦 基準排水量:2,000トン 全長:96m 全幅:14m 高さ:33.4m 機関:ディーゼルエンジン(6,470 kW/8,680 hp) 4基 可変ピッチ・プロペラ 2軸 バウスラスター(200kW) 1基 速力:最大20ノット(公称) 航続距離:11,000海里(14ノット巡航時) 電力:ボードワン12 P15 2SR ディーゼル発電機 (590kW) 3基 乗員:約90名(航空要員含む) 兵装:50口径127mm単装砲 1基 37mm単装機関砲 1基 20mm単装機銃 2基 SIMBAD近距離対空誘導弾連装発射機 2基 エグゾセ対艦誘導弾連装発射機 2基 533mm連装魚雷発射管 2基 艦載機:汎用ヘリコプター 1機 C4I:シラキューズ衛星通信システム GFCS:ナジール 主砲用 1基 レーダー:DRBV-21対空・対水上捜索用 1基 DRBN-34 航法用 2基 ソナー:スフェリオンB 艦首装備式 1基 ATAS(V)2(後日装備) 1基 電子戦装備:ARBG 1A 電波探知装置 DAGAIE Mk.2デコイ発射機 2基 【概要】 フロレアル級護衛駆逐艦(destroyer d'escorte type Floréal)はフランス連邦共和国(FFR)海軍の艦級である。 1980年代初頭より同海軍で整備されて来た新型艦——「新世代(nouvelle generation)」と呼称される——の一翼である。 小型にして軽武装ながら、対潜・対空・対艦(及び対地)の各能力を最低限ながら全て保持しており海上交通線の守護者として国民からは親しまれた。 【計画】 FFR海軍では従来、「通報艦(Aviso)」という艦種を整備してきた。 これ自体は戦前から存在するものであり、海外県・海外領土での洋上警備・救難など領海・排他的経済水域保全を主任務としてきた。 しかしFFRの御代からはそれに「一定程度の対艦戦闘能力」が追加されることになる。 これはあのアムステルダム条約の“基準排水量2000トン以下の小型駆逐艦、植民地通報艦の保有数に制限は設けない。”という項目が原因であり、この「抜け道」を利用して艦隊戦力を少しでも増強しようとしたのである。 その結果、FFR海軍黎明期から初期——いわゆる「暗黒の30年」時代——の通報艦は小型の船体に重武装という特徴を持つようになり、当然安定性を始め様々な問題が発生することになる。 そこで1980年代初頭、「暗黒の30年」を乗り越え余裕が出来たFFR海軍は艦隊の一大刷新を決意、新艦艇の整備を開始する。 代表的なのは『我らが指揮官』の第一次再構築改装であるが、計画されたのは本級が最初である所にFFR海軍の意気込みが見て取れる。 計画の骨子としてはアムステルダム条約の制限一杯まで大型化した船体で航続性能を確保しつつ、通報艦から移管した対艦戦闘能力を付与するというものになった。 簡単に言えば「対艦戦闘能力を強化したフリゲート」を欲したのである。 FFR海軍は各種正面装備を整備しつつも海軍の存在意義——自国海上交通線の保護——を忘れてはいなかった。 「大陸軍(Grande Armée)」の栄光は忘れじとも、“海から資源を輸送しなければ立ち行かない”という点では、FFRは既に立派な「海洋国家」なのだから。 なお、艦級については当初「フリゲート(Frégate de surveillance)」とする予定であったが、条約的に面倒になるので「護衛駆逐艦(destroyer d'escorte)」となった。 624 名前:モントゴメリー(リハビリ中)[] 投稿日:2024/01/04(木) 00 37 54 ID 116-64-135-196.rev.home.ne.jp [70/115] 【船体設計】 本級ではコスト低減を目的として、積極的に商船の建造技法が導入されており、フランスの船級協会であるビューロー・ベリタスの規則に準拠して設計されている。 艦型としては長船尾楼型が採用されヘリコプター甲板の高さと船内容積を確保している。艦内にはコマンド部隊25名分の待機スペースがあり、また350立方メートルの物資を搭載できる。 【機関】 航続距離は『我らが指揮官』と同じ数値である14ノットで1万1000海里が設定された。 これはマルセイユ—エスト・デ・パリ間を無補給で航行できる数字であり、戦略的環境が同じであるため同じ数字になるのは必然であった。 この長足を実現するために、ディーゼル主機とされているが通報艦と異なり船型の大型化に伴い巡航用と高速用二つの主機を搭載することが可能となった。 主機は直列6気筒の高速ディーゼルエンジン、両舷2基ずつ計4基の主機は、減速機を介して両舷各1軸の推進器(可変ピッチ式プロペラ)に接続される。 抗堪性よりは整備性を重視して、主機室は1室構成とされている。 これに関しては異論も出たが、本級は艦隊決戦が主任務ではないため看過することになる。 【兵装】 主砲に50口径127㎜速射砲を装備。これは、『我らが指揮官』にも搭載された65口径127mm砲を軽量化のため短縮したものである。 このため初速が低下し威力も射程もそれに準じるが、対地攻撃には十分な威力を発揮するとして問題にはならなかった。 (対艦戦闘能力は後述する誘導弾が主役である) 対潜兵装は533mm誘導魚雷を装備しており、ソナーであるスフェリオンBは、6~8 kHzの周波数を使用して2~24 kmの距離を探知可能である。 正直、これは大洋では物足りない性能であるが、追加装備としてATAS(V)2曳航型ソナーが配備されたことで対潜能力は飛躍的に向上した。 本級の運用としては、複数艦で対潜警戒線を作成し、発見した潜水艦は陸上航空隊の対潜哨戒機や本職の艦隊駆逐艦に対処してもらうのが基本となる。 対空装備としては船体両舷に20mm機銃を1基ずつと、艦後部の艦載機格納庫上部に37mm機関砲が1基配備されている。 そして本級の目玉である対艦誘導弾として国産のエグゾセ発射管を前部マスト直後に配備している。 【船体軽量化】 ここまでお読みなった諸兄はこうお思いだろう。 「これ、2000トンに収まる?」 と。 実際、この規模の艦を従来通り建造すると基準排水量は3000トン前後となってしまう。 そこでFFR海軍技術部は材料的手法と構造的手法、二つのアプローチからこの問題に対処した。 まず材料的手法であるが、上部構造物に鋼材ではなくガラス繊維強化プラスチックを採用した。これを可能な限り使用し重量を低減している。 次に構造的手法として、船体構造物各所にハニカム構造を採用し必要な鋼材を削減、軽量化に成功している。 こうした努力の結果、見事基準排水量を2000トンに収めることに成功した。 【運用】 本級は『我らが指揮官』再就役に先駆けて就役し、「新世代たち」の先駆者となった。 名前はフランス革命暦に因み命名され、1番艦のFloréal (花月)から第一期組としてGerminal (芽月)まで12隻が建造された。 その後は第二期組としてフロレアルの第一日目Rose(薔薇)から三十日目のHoulette(牧杖)までの30隻が、その後も30隻ずつが建造され最終的には同盟国へ販売された分も含め132隻が就役し、FFRの海上交通線を守り抜くことになる。 なお新素材は新工法を採用したため、建造コストは当初それほど圧縮できなかったが、量産が進むにつれ予想以上の低減に成功した。 625 名前:モントゴメリー(リハビリ中)[sage] 投稿日:2024/01/04(木) 00 39 48 ID 116-64-135-196.rev.home.ne.jp [71/115] 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 まだ駅前のデパートのエスカレーターに乗ったらひっくり返りそうになるような体ですが エラン・ヴィタールをかき集めて霧の咆哮氏のご帰還を祝します。 詳細と感想返しは明日でご容赦を……。
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65: モントゴメリー :2021/03/24(水) 00 18 46 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp FFR社会の情景② ——衛生観念—— フランス連邦共和国(以下、FFR)の衛生観念は、大日本帝国と同等かそれ以上の水準を誇る。 国民たちは帰宅するとまず最初に手を消毒し、可能な限り毎日全身を清める。 これらの行為を「当たり前の事」と認識し、実行しているのである。 しかし、この行為を「習慣」とするまでには長い年月と多大なる労力が必要であった。 事の始まりは第二次世界大戦時にさかのぼる。 エストシナ植民地奪還に関わる諸戦役において、フランス軍を始めとする4か国同盟軍の将兵たちが次々と倒れ出したのである。 その主な理由は、食あたりや風土病、それに感染症であった。特に開戦後にOCUの捕虜となり、この戦線に送り込まれた者たちが顕著であった。 ペタン元帥らフランス軍上層部はこれらへの対処に奔走することとなる。このままでは戦う前に無視できない割合で戦力が戦闘不能になるというのだから当然だが。 そこで元帥は気が付いた。 何故、日本軍の将兵たちは無事なのだ? 協定により、中華植民地の奪還に関しては各々の宗主国が担当するということになっている。 しかし、「監視役」という建前で少数の日本軍将兵も参加していた。そして彼らの中からは病で倒れる者はほとんど出ていないのである。 母数が少ないというのももちろんあるが、それだけでは説明できなかった。 そこで日本軍将兵の行動を観察していくと、あることに気付いた。 ——彼らは、よく手を洗っていた。 食事の前には必ずと言っていいほど手を洗い、それ以外の時でも水が手に入ったならば洗っていた。 さらに、入浴も頻繁に行っているようだ。 ひるがえって、我が軍はどうだ? ろくに手を洗わず入浴だってほとんどしない。 祖国であるフランス本土の気候ならそこまで問題にならないのだが、このエストシナの自然環境の中ではその生活習慣は致命的であった。 そこで、ペタン元帥は将兵たちに定期的に手を洗うように訓令を出し入浴も奨励した。 また、自らもそれを実行できるように清潔な水や石鹼類の確保、供給に尽力した。 これらの活動により、4か国同盟軍の疾病者数は減少していき無事に戦闘を続行できるようになった。 66: モントゴメリー :2021/03/24(水) 00 19 19 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 戦後、帰国したペタン元帥は本国においても同じ衛生方針を浸透させようとした。 しかし他に優先すべき事柄が多数あり、それに対応しているうちに道半ばで彼は「英雄」から「英霊」になってしまった。 彼の後を継ぐ形となったジョルジュ=ビドー率いるFFR政府も、国民の衛生方針については全面的に同意することとなった。 未だにエストシナ地域での戦闘は継続中である。ならば、本国にいる内から国民たちに衛生的な習慣を根付かせることは利点が多いと判断されたのだ。 しかし、それを実現させるためには超えなければならない問題が存在していた。 問題点は主に次の三つであった。 1,根本的に水が足りない 2,水の硬度が高すぎるため入浴や手洗いに適さない 3,国民の衛生に関する意識の欠如 1,の時点で既に致命的である。FFRヨーロッパ州は農業生産高も高く水が豊富だと思われがちであるが、人間が使える「安全な」水はそれほど多くはない。 アフリカ州に関して言うと北部はサハラ砂漠のど真ん中であり、中部以南もそれほど水資源に余裕は無い。 2,に関しても地形的特性によるものであり、根本的解決は不可能と言ってよい。 3,については、「どうすればいいのかわからない」というのがビドー以下FFR政府の嘘偽らざる本音であった。 エストシナで地獄を見た帰還兵たちはともかく、大多数の国民は食事の前に手を洗うことの必要性すら理解していなかったのだ。 前途多難という言葉でも言い表せない惨状であったが、ビドー大統領は屈せず実現のために邁進していった。 水資源の確保については、海水を淡水化することで賄うこととした。 この方針によりFFRの海水淡水化技術は年々洗練されていき、21世紀を迎えるころにはOCUと肩を並べるほどと形容されるまでになった。 また、この技術を用いることでアフリカ州の緑地化政策も大きく前進することとなる。 しかし、これは長期的解決策であり短期的解決策にはならなかった。 短期的解決策として採用したのは「アルコール消毒の徹底的推進」である。消毒用アルコールならば、当時のFFRでも大量供給が可能であったからだ。 そのため、義務教育の頃から国民に対して繰り返し繰り返しアルコール消毒の重要性を教育していった。 国民意識の改革については「FFR建国神話」が大きな効果を発揮した。 ——戦場で敵弾に斃れるはFFR国民にとって最高の栄誉である。しかし、感染症や風土病で苦しみながらオセアンの指揮下に「転属」するのは不名誉な事だ。 それ以前に、そんな辛く苦しい「転属」方法など御免である。 また、「転属」する際に血にまみれ臓物をまき散らすのはFFR国民の宿命ではある。しかしだからといって不潔な体で普段から過ごすのはリシュリューに対してもオセアンに対しても礼を失する行為である—— こうした関係各所の不断の努力と、国民の自発的意識改革によりFFRの衛生水準は歳を経るごとに大きく向上していった。 21世紀現在のフランスでは、親たちは遊びに行く子供たちに女神ジャンヌ・ダルクのお守りと共に ウェットティッシュ(主にアルコールタイプ)もしくは除菌ハンドジェルを持たせるのは義務と呼ぶべきものとなっている。 もちろん、大人の場合でも最低限のマナーである。 67: モントゴメリー :2021/03/24(水) 00 22 43 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 雑談スレでも言ったけど、仕事でヤバい事態になりまして…。 FFRの皆さんに「夢枕占拠してるなら家賃代わりに助けてくれ⁉」と泣きついたところ 意外にも有益なアドバイスを結構もらえました。 ……が、「お礼として『我らが指揮官』を讃える新作を発表しろ」 と言ってきたので書きかけだった短編を急遽完成させました。
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639:モントゴメリー:2022/09/28(水) 23 58 00 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp FFRの社会インフラ③-1——石油代替燃料①—— 「石油の一滴は血の一滴」 これは、第一次世界大戦時のフランス首相ジョルジュ・クレマンソーの言葉である。 そして産業革命以降、この言葉を否定できた国家は存在しない。 クレマンソーが奮闘した第三共和政から『鉄人』ジョルジュ・ビドーが率いるフランス連邦共和国(FFR)へと政体が移り変わってもその原則は変わらなかった。 そして、発足時のFFRはこの「血液」が非常に不足していた。 戦前の一大産油地帯であった北米は不俱戴天の敵その2になってしまったし(その1は海峡の向こうの腹黒紳士) 戦後急速に産油量を伸ばし続けている中東はオスマンやペルシャ領、すなわちOCU勢力圏である。 そしてFFRの領域には満足な油田は存在しなかった。 よって、黎明期のFFRは国家の命運を他国に委ねてしまうということを承知の上でOCUから石油を輸入しなければならなかった。 (BC勢力圏のサウジアラビアだけは絶対に頼らなかったが) そのような状況であったので、1950年代末期にアルジェリアで油田が発見された時のFFRの狂喜乱舞の様は一言では言い表せない。 しかし喜びもつかの間、アルジェの石油だけではFFRの必要量を賄えるかわからなかった。 そのため、FFRはクレマンソーの上記の言葉を胸に国民一丸となって石油依存度の低減に邁進することになる。 ——暗黒の30年の間、リシュリューの燃料タンクが満たされたことは無かった。 21世紀のFFR初等教育において、暗黒の30年がどれだけ辛く暗い時代であったかを教える際に必ず出される逸話である。 もっとも、これは「作られた伝説」である。 リシュリューほどの艦ならば定数の半分ほどでもそれなり以上の航海が可能である。まして当時は「平時」だ。 平時の通常業務で航続距離の全力を発揮しなければならない状況など果たしてあるだろうか。 更に言うなら、北米動乱時などの際には定数の8割以上の燃料を搭載して出撃したし、補給艦も伴っていた。 こういった事実を大人たちは語らないが、子供たちも成長していくにつれ自ずと知っていくのがFFR国民の青春である。 640:モントゴメリー:2022/09/28(水) 23 58 37 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp そのような流れの中で推進されたものがいくつかある。 今回取り上げる「代替燃料」の開発もその一つだ。 当初は実績のある穀物由来のエタノールが研究されたが、これは食料自給率を圧迫するとして別の道が模索されることになる。 (農業大国であるフランスでも、暗黒の30年期は1ギリギリであった) 次に注目されたのが、海藻である。 FFRでは海水の淡水化技術を戦後から磨き上げてきたが、海水の取水口に海藻が詰まるのが悩みの種だった。 たかが海藻と侮るなかれ、淡水化工場一基につき年間で300トン以上も発生するのである。 当然、回収して廃棄するにも時間と予算がかかる。何とか有効利用できないかと様々な案が出ては消えていった。 フランス(というよりブリテン島を除く西欧)には海藻を食する習慣は無い。ブルターニュ地方ではバターに混ぜる場合もあるがそんなことでは消費しきれない。 日本に輸出しようという話も出たが、海藻なら何でもいいわけじゃない、と至極ごもっともな一言で頓挫した。 そこで燃料資源としての活用方法が模索された。 研究の結果、暗黒の30年末期には一つの到達点として、 褐藻類(乾燥)1キロから約200ミリリットルのエタノール、もしくは 100キロ(水分90%)から約2立方メートルのメタンの精製が可能となった。 エタノールはそのまま燃料になるし、メタンは火力発電に利用できる。 ただし、問題もあった。生産コストが高すぎるのである(ガソリンのおよそ5~10倍) 戦時ならなりふり構っていられないだろうが、平時では到底採用できない。 しかし、FFR科学陣たちはある対処法を思いついた。 ——高すぎて売れないならば、「高くても買われる」ものと一緒に生産すればいい。 藻類特有の糖質である「マンニトール」や「アルギン酸」は、油糧微生物であるラビリンチュラの株で発酵させると、「EPA(エイコサペンタエン酸)」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」、「アスタキサンチン」や「スクアレン」といった物質を回収・精製することができる。 高付加価値物質を高く販売し、エネルギー生産分の赤字を補えば、経済的課題は解決できる。 試算では原料である海藻の約半分をそちらに回せば採算は取れる。 この試算結果を見たFFR政府は事業開始を指示した。 暗黒の30年が終わった後の高度経済成長期「暁の20年」ではこの海藻由来燃料が広く流通することになる。 また、副産物である各物質は、人体の健康面に非常に有効であるものであるためそちらも大いに活用されることになる。 (FFRの特長である「不老化技術」への貢献など、後世への影響ではこちらの方が大きいほどだ) 642:モントゴメリー:2022/09/29(木) 00 00 13 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 以上です ウィキ掲載は自由です。 社会インフラシリーズ第三弾です。 …石油がね、無いのよ(勢力図を見つつ) 詳しくは明日でご容赦を。
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726: モントゴメリー :2021/11/10(水) 20 29 54 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp FFR社会の情景③ ——淡水化技術—— フランス連邦共和国(以下、FFR)の衛生観念が世界最高水準であることは以前述べた。 それに必要な水資源を海水の淡水化で賄っていることも。 淡水化の方法には、初期では「蒸発法」を採用している。 これは文字通り海水を蒸発させてその水蒸気から真水を精製する方法である。 しかし、これは単純で技術的障害も少ないがエネルギーを大量に消費するという欠点がある。 「暗黒の30年」の夜の中、アルジェリア地域で油田が発見されるまでは自前の石油資源を持たなかったFFRには荷が重かった。 そのため大規模な精製は不可能であり、半ば技術維持と発展のために細々と行われるに過ぎなかった。 この時期に代替案として浸透したアルコール消毒の習慣は21世紀現在でもFFRで健在である。 また、同時に進められた水資源の再利用技術と節水技術は後のアフリカ州緑地化や宇宙開発で大いに活躍することになるが、それについては別に語る機会があるであろう。 そして暗黒の30年が終わり、「暁の20年」と呼ばれる高度経済成長期を迎えた結果。 人口も工業生産量も加速度的に増加していきそれに比例して水資源を需要も高まっていった。 FFR政府はここに淡水化事業の拡大を決定、実行していくことになる。 長年の継続研究の結果、この時代には精製方法も進歩していた。 具体的には「逆浸透法」と呼ばれる方式である。 これは逆浸透膜というフィルターに海水を通して真水を精製する方法である。 蒸発法と異なり海水を加熱する必要がないのでそれほど多くのエネルギーは必要とされない画期的な方法であった。 政府はこの逆浸透法式プラントを各地(特に北アフリカ地域)に建設していったが、ここで問題が発生した。 727: モントゴメリー :2021/11/10(水) 20 30 37 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 問題点は主に2つである。 逆浸透法では得ようとする淡水の塩分濃度が低いほど高い圧力をかけて濾過する必要がある。 この圧力を生み出すための動力がプラント運営コストの約半数を占めるのである。 (それでも蒸発法と比較するとかなり効率的なのであるが) もう一つは逆浸透法に限らず海水淡水化の過程で必ず発生する排水の処理である。 この排水は高濃度塩水であり、そのまま海に流すと周辺の塩分濃度が上昇してしまう。 さらに排水は温度も高く、酸素濃度も低いためプラント周辺海域の生態系は大打撃を受けることになる。 これまではごく小規模での精製であったため取り上げられてこなかったが、これは水産資源への影響という点から見過ごせる問題ではなかった。 それどころか近隣諸国から「これは新手の戦略攻撃であるのか?」と皮肉半分(半分は本気)の苦言が呈されたため早急に解決しなければならなかった。 難題ではあったが、FFR技術陣は解決策を導きだした。 下水を膜で処理する過程で発生する排水(下水RO 濃縮水)を、海水を逆浸透膜で処理する工程に混合するのである。 これにより排水の塩分濃度を、海水同様のレベルに抑えることが可能となった。 さらに、必要な圧力も半分程度になったため動力コストも抑制することに成功した。 下水という人間が生活していく限り枯渇する事のない「資源」を見事に活用してみせたのである。 無論、下水を使用したことにより膜の劣化速度が速まるなど各種弊害も発生した。 しかし、殺菌方法の発明や膜の製造技術などの発展により解決されることになる。 こうした努力の結果、21世紀を迎える頃にはFFRの海水淡水化技術は世界最高水準となる。 必要となるコストは初期蒸発法の1割程度となり、河川水の浄水場と変わらない程にまで抑制された。 こうして安価に提供される水がアフリカ州の、引いてはFFR全体の開発・発展を促進しているのである。 728: モントゴメリー :2021/11/10(水) 20 31 08 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 昨日あたり大陸スレで海水淡水化の話題が出たので予定を急遽変更いたしました。 即興品なので短いですがご容赦を。 アフリカの砂漠を楽土とするのは、安価で安全な淡水化プラントが多数必要なのです。 (あと入浴や手洗いにも)
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仮面ライダーキバ(XG2) 種類:Sユニット カテゴリ:ミスティックアームズ BP:3000 SP:- 必要パワー:4 追加条件:なし CN:なし 特徴:仮面ライダー/男/魔皇力/FFR テキスト: 【キバアロー】自軍バトルフェイズ中、このユニットからSユニットがコンビネーションするとき、これをホールドして次の効果を発動できる⇒相手は自分自身のSユニットを1体選び捨札にする。(コンビネーションしたSユニットが「仮面ライダーディケイド」または「仮面ライダーディエンド」なら、捨札にするかわりにダメージにする) フレーバーテキスト 自分の意思で“そうありたい”と願った時、彼は真の王となった。 イラストレーター:ケン・ナガサキ レアリティ:レア 作品:仮面ライダーディケイド 収録:クロスギャザー ザ・ドラゴンタイガー スターター専用(ファイナルフォームライド) カード評価 Sユニットからコンビネーションすることで自身のホールドと引き換えに敵軍ユニットを捨て札にするかダメージにする。 敵軍ユニットを捨て札にするため撃破された時に発動する効果を発動させず、仮面ライダーディケイドか仮面ライダーディエンドをコンビネーションさせることでダメージが狙える。 除去するユニットは相手が選ぶため除去手段としては使い勝手が悪いのが難点。一応マシンキバーで使い回すこともできるが、ダメージ狙いでの使用か仮面ライダーキバDGBKFへのゾードアップを視野にいれての使用が主な使い方になるだろう。 基本的には相手が対象を選ぶ点はデメリットだが、アクロバッター等と同様にカブト勢のRF等を倒せるというメリットになる場面も存在する。 仮面ライダーキバと違い特徴に「FFR」があるのでキバットバットⅢ世がいても各種キバにモーフ出来ない。他にも特徴が4つになったのでサイドマシーンで除去できる点にも注意。 効果の発動タイミングが「コンビネーションするとき」なので、発動タイミングがこれより早い「バトルエリアに出たとき」に発動する仮面ライダーディエンドの効果で自身をパワーに送ってしまうと効果が使えないので注意。 仮面ライダーディケイド(XG3)を使うデッキでは、使い勝手の良い除去・与ダメージ手段として使われる。序盤から仮面ライダーキバDGBKFへのゾードアップを狙うこともできる。 関連カード 仮面ライダーキバ 仮面ライダーキバ(XG5) ディケイド キバ 仮面ライダーキバDGBKF 特徴「仮面ライダー」関連 特徴「男」関連 特徴「魔皇力」関連 特徴「FFR」関連 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーディケイド(XG2) 仮面ライダーディケイド(XG3) 仮面ライダーディケイド(XG5) 仮面ライダーディエンド 仮面ライダーディエンド(XG3) コメント ビークルにライドしたsユニットが隣り合う。この効果を使う。ライドオフする。の流れは可能でしょうか? -- 名無しさん (2022-11-30 21 09 34) ↑「コンビネーションする」という処理は、バトルエリアに出た後ライドオフするかしないかを決めてそれを実行し、バトルエリアでの並び順が決定することで発生するため、それは出来ません。レンスト用語集の「コンビネーション」のページに詳しく書いてあるので、参考に。 -- 名無しさん (2022-12-03 22 09 28) 名前 コメント
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631: モントゴメリー :2021/11/06(土) 21 40 28 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 日蘭世界 FFR国力考察 日蘭世界準拠(試作①)経済力 1. 緒言 本稿では、FFRの国力を「経済力(=GDP)」の観点から考察する。 今回は日蘭世界特有の条件を考慮しつつ算出した。 なお、今回もエストシナ植民地は考慮しない。 2. 算出方法 史実フランスの1960年におけるGDP(一人当たり)を基に考察する。 本来は、1950年頃から始めるのが適切であるが、資料が手に入らなかったので妥協す る。 3. FFRのGDP(国民一人当たり) 史実フランスの1960年における国民一人当たりのGDPは「1334.69ドル」である。 また、1960年から1980年までの一人当たりGDP成長率は1年当たり約12%である。 FFRではこの成長率を半分の6%と仮定する。 その結果、1980年のFFRにおける国民一人当たりのGDPは「7677.56ドル」となる。 これは、同時期の史実フランスの0.6倍に相当する。 1980年頃に「暗黒の30年」が終わった後、FFRは高度経済成長期に突入する。 ここでは『高度経済成長期』を、史実日本を参考にして『期間20年、1年平均成長率15%』と設定する。 この期間を新たに「暁の20年」と仮称する。 この前提を基に計算すると、2000年のFFRにおける国民一人当たりのGDPは「125491.4ドル」となる。 これは、同時期の史実フランスの約5.6倍に相当する。 暁の20年を終えた後は安定成長期に移行する。ここでは年間成長率を3%と仮定する。 この前提を基に計算すると、2019年のFFRにおける国民一人当たりのGDPは「220050ドル」となる。 これは、同時期の史実フランスの約5.4倍に相当する。 4. FFRのGDP(国家全体) 3.で導いた結果にFFRの総人口を乗算して国家としてのGDPを算出する。 FFRの人口は「3.8002」億人であるので、国家としてのGDPは「83,623,387」となる。 (単位:100万ドル) 5. 史実各国との比較 史実日本のGDPは「4,971,767」、中国は「13,368,073」、アメリカは「20,580,250」である。 つまり、FFRのGDPは 史実日本の「約16.8倍」 史実中国の「約6.3倍」 史実アメリカの「約4.1倍」 である。 6. 結論 FFRの経済力は史実換算で「アメリカの約4倍」である。 7. 日蘭世界での立ち位置について 過去の議論では「日蘭両国に次いで世界第3位になれる潜在能力がある」と言及されていたが、今回の結果はその結論を補完し得る物となる。 632: モントゴメリー :2021/11/06(土) 21 45 12 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 なんとなく計算してみたら、FFRの国力が米帝の4倍になってしまった…。 そのGDPおよそ83兆ドル。 ちなみに、我々の世界のGDPが全て合わせて80兆ドルくらいらしいので FFR一国で世界経済を超えたぞ() …これだけあれば、「砂の海」を「女神の花園」にして地上の楽園にすることもできるな。
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147: モントゴメリー :2020/11/01(日) 01 08 15 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp ある戦艦の物語——あるいはFFR建国神話—— 戦艦リシュリュー。 それはFFR国民に取り国家の象徴であり、国土及び国民統合の旗手であり、勝利の女神であり、国家そのものである。 何故1隻の戦艦がここまでの敬意と信仰の対象となったのであろうか? それを紐解くためには、FFRの歴史を振り返る必要がある。 1948年のクーデター未遂の混乱の末、フランスは体制を刷新して現在のフランス連邦共和国(FFR)となった。 だが、その前途は決して明るくはなかった。 前大戦の傷跡は未だ癒えておらず、経済は崩壊寸前。軍備に至っては正規軍部隊に小銃を完全充足することすらできない有様であった。 しかし、「そんなこと」は些細な問題であった。FFR最大の問題は『国民意識の統合力欠如』であった。 本土であるヨーロッパ州、正式な国土に昇格したアフリカ州。そしてOCUから管理を押し付けられたエストシナ。 これらの地域の国民意識は見事にバラバラであった。OCUに対する敵愾心すら大きな温度差があったほどである。 今でこそ「反セクト」で同じ方向を向いているが、何か手を打たねば早晩分裂するのは明らかであった。 もっと言うと、州内部でも地域や民族の違いから意識の対立が起こり始めており、一番安定しているのがエストシナであるという笑えない状況に陥りつつあった。 しかし、この問題に対してジョルジュ=ビドー初代大統領以下FFR政府は具体的な対応策を何一つ用意することができなかった。 国民が団結するために必要な「象徴」が無かったのである。 これが王族や皇族が存続している国家ならば簡単であった。彼らを旗印にすれば国民は同じ方向を見ることが出来る。 事実、イギリスは王室の威光を最大限活用して大英帝国を英連邦条約機構という国家連合への再編に成功している。 しかし、フランスに王家は存在しなかった。というより、「王」になろうとした者をフランス人自ら葬ったばかりである。 民主主義国家ならば、「政府」への忠誠がそれに代わる存在になるはずであった。あるいは「自由」という思想そのものが。 しかし、発足したばかりのFFR政府に国民全てをまとめ上げるほどの求心力などありはしなかった。 後世の我々はビドー初代大統領を「偉大なる政治家にして愛国者」と記憶している。 しかし、それは彼の長年に渡る在職期間に築き上げた実績の上に成り立つ評価である。この時の彼に、それはまだ存在していなかった。 「自由」という思想に頼ることも難しかった。WW2の、あの決定的な敗戦の後ではそんな「あやふやな」ものに国家の命運を託すことはできなかった。 148: モントゴメリー :2020/11/01(日) 01 09 06 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp このような時、国家が使用する解決策は古今東西共通している。 すなわち、『英雄』の創造である。 国民を導くアイドル(偶像)を生み出すのである。 しかし、この方法も当時もFFRには困難極まりないものであった。 最も英雄の座にふさわしい人物であったフィリップ・ペタン元帥はFFR体制発足前に亡くなられて久しかった。 無論、死者であったとしても英雄にすることはできる。しかし、「国民を未来に導く旗手」としてはいささか勝手が悪い。 しかし生者の中から選ぼうとしても、今度はペタン元帥が成し遂げた功績の前にはどの人物も翳んでしまうのである。 また、ビドー以下FFR政府の者たちは自国民たちの「癖」をよく分かっていた。 …「自らが望んだ英雄を、自ら引きずり落としたがる」という癖を。 「人間」を英雄に選んだ時点で、この未来は確定したも同然なのである。 この方法では国民の意識を統一できたとしても、「革命」という結末にしかならない。それではFFRは、フランスは今度こそお終いである。 八方塞がりか、皆が諦めかけたその時。ビドー大統領に天啓が閃いた。 ———別に「英雄」は人間である必要はない そして、英雄足り得るモノはフランスに存在していた。 戦艦リシュリューである。 『実績』はペタン元帥にも引けを取らない。 彼女が第二次ゼーラント沖海戦終盤で成し遂げた「敵陣中央突破」は、WW2でフランス軍が唯一誇れる「勝利」であった。 事実、(ペタン元帥を除く)陸軍の評価が地に落ちたのとは対照的に海軍の評価と人気はそれほど悪いものではない。 リシュリューの活躍は、確実に国民たちに『明日への希望』を与えたのである。 『血筋』も申し分ない。 アルザス級などの「ビンソン計画」艦艇のような米国式設計ではなく リシュリューはフランスの建艦思想とフランスの戦術構想の下に、フランスの技術を用い生まれた「純国産」戦艦であった。 (主砲など、米国由来の技術を使っている部分もあるが) FFR政府は、早速リシュリューの「英雄」化へと着手した。 彼女とペタン元帥、そして(第二次ゼーラント沖海戦で散華した)ジャンスール提督を神格化し、国民統合の象徴としようと試みたのである。 具体的には第二次ゼーラント沖海戦での彼女の活躍を大々的に顕彰したのである。 映画を作り、教科書に記載し、絵本の題材にも取り上げた。 その他にも彼女の生い立ちや能力などを紹介し 「フランスはこれほどの戦艦を生み出した」 「我々フランス人は、日本人やオランダ人に対して決して劣っているわけではない」 「国民一人一人が団結し、前進すれば必ず彼らに追いつき、追い越す日がやってくる」 「偉大なるフランスを、我々の手で再興しよう!!」 と国民に訴えた。 言うなれば、リシュリューの物語は歴史上最も新しい『建国神話』なのである。 ただし、この時点では「プロパガンダ」の色が濃いものであり、政府としても本命は「元帥」や「提督」であり リシュリューは彼らを補完する存在だと定義していた。 しかし、嘘もつき続ければ真実となり、物語も語り継がれれば神話となる。 149: モントゴメリー :2020/11/01(日) 01 09 51 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp FFRはその後、アフリカ州に対する苛烈な同化政策(日蘭等からは「文化的大虐殺」と呼ばれた)の副作用により長い混迷の時代を過ごした。 この時代をフランス人たちは「暗黒の30年」、「屈辱の30年」等と呼称する。 そして、彼らがその時代の中で心の支えとしたのは物言わぬ死んだ英雄ではなく常に最前線に立ち続けたリシュリューであった。 彼女は闇の中で国民を照らし先導する「松明」であったのだ。 そして、その光は時を経る毎に輝きを増していき、ついには時代をも動かした。 1980年代初頭、FFRが後世に「奇跡」とすら表現される高度経済成長の時代に突入しようとした時、国民たちの眼前にそれは現れた。 大改装を施された戦艦リシュリューである。 FFR国民に取って、その姿は祖国の姿そのものに映ったのである。 フランスは、FFRは生まれ変わった。もはや暗黒の時代は過ぎ去り、フランスに栄光の光が舞い戻ったのだ、と。 闇夜を照らす「松明」は、闇そのものを打ち払う「暁」となったのである。 そう。この時こそが「リシュリュー=FFRそのもの」というフランス人にとって絶対の方程式が完成した瞬間である。 観艦式など、リシュリューに関わる行事で必ずと言ってよいほど歌われる歌がある。 『Chant du Départ(門出の歌)』である。 「ラ・マルセイユーズの兄弟」と呼ばれる歌で、第一帝政時代には国歌とされた歌である。 何故、この歌が歌われるようになったかは今となってはわからない。 しかし、これが歌われるようになったのは大改装直後の「お披露目」の時であったと記録されている。 特に『2番』の歌詞はFFR国民の心に響いたと言う。 De nos yeux maternels ne craignez pas les larmes Loin de nous de lâches douleurs ! Nous devons triompher quand vous prenez les armes C est aux rois à verser des pleurs. Nous vous avons donné la vie, Guerriers, elle n est plus à vous ; Tous vos jours sont à la patrie Elle est votre mère avant nous. (Refrain) La République nous appelle Sachons vaincre ou sachons périr Un Français doit vivre pour elle Pour elle un Français doit mourir. Un Français doit vivre pour elle Pour elle un Français doit mourir. 我等の母の涙恐れるなかれ 消え去れ、絶望よ! 武器を取りて 勝利を手にせよ 涙は王等にあり そなたに与えし命 そなたのもので無し 母なる国のもの 全てに勝る母 (合唱) 共和国は呼ぶ 勝利か 滅亡か フランス人はそれゆえ 生きまた死す フランス人はそれゆえ 生きまた死す この『全てに勝る母』というフレーズは、この時以降リシュリューの異名の一つに加えられる。 150: モントゴメリー :2020/11/01(日) 01 10 32 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp ここまで、リシュリューが神格化されていく経緯をFFRの歴史と共に辿ってきた。 最初は多分にプロパガンダ成分を含んでいたものであった。 その「虚像」が、時代を経る毎に国民の信頼と敬意を獲得していき「実像」となった。 そして大規模改装によって「偶像」となったのである。この時、敬意は信仰へと昇華した。 やはり、大規模改装のタイミングが絶妙であったと考えられる。 生まれ変わったリシュリューは、変貌しつつあるフランスという国の姿を映す「鏡」として国民に認識されたのだ。 リシュリューの物語は、FFRの歴史そのものなのである。 時代が21世紀に移り変わってもそれは変わらなかった。 フランスを縛り付けてきた軛である「アムステルダム条約」が改訂されたとき、最初に行ったのはリシュリューの第二次大規模改修であったのだ。 FFRの歴史が続く限り、リシュリューは国民たちの最前衛に立ち続けるであろう。 ———フランス人で初めて光速を突破した者たちがリシュリュー乗組員であることがその最も新しい証左である———— 151: モントゴメリー :2020/11/01(日) 01 13 19 HOST 116-64-111-22.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載はOKです。 前スレ470氏の書き込みを見てから急遽作成し、それ以降の皆さんの発言を取り入れました。 今夜はもう寝ますので、感想の返事は明日ということで。